彼は本物の犬

ラストでは甘い雰囲気もありつつ、しかし声優さんの雄みが更に引き立てられてやばいくらい中毒になりそうです。制作陣の皆さんの、作品への愛とこだわりが詰まったボイスドラマだと思いました。耳元で息を吹きかけられているのが、リアルすぎて息を感じました……。へんな生き物を自分の家にあげちゃう主人公の人の良さから、激しいぽちの愛情表現も受け入れちゃう優しさというか、チョロい感じが良かったです！

約50分間ほぼ濃厚なえっちシーンでこの価格本当に良いのかと思ってしまうほど……丁寧に制作されたことが随所から伝わってくる素敵な作品でした！途中で停電してしまい、そのままバイノーラルで音当てゲームをしたり、いちゃいちゃしたりするのです。こんな爽やかなお声の攻めくんが、大好きなんですよね･･･すでに何度も聞き返してます。個人的に好きなのは囁きのシーンなのでそこも聞きどころかなと思いました。

前作から続いていた「わあ可愛い～……」という気持ちが今回更に倍に上乗せされてしまいました……。素敵な台詞と演技に満足しました。月華さんの細部にも気配りを欠かさないシナリオ、妖しくも可愛らしいイラストも合わさり、非常にクオリティが高いと感じました。上手すぎ！いわゆる起承転結がはっきりしたドラマティックなストーではありません。本当に三者三様。

あんなに嫌がってたのになぁー！その場の空気や雰囲気が如実に伝わってきてまさに生き生きしてました。郷を失った兄弟と娼館……登場しなかった次男……まだまだ気になることは多いです。最後は、甘い雰囲気で終わるので、安心、安心です。もーーはちゃめちゃに良かったです。ずっと受けが自分の性癖に悩んでいて、ところどころで｢こんな僕を受け入れてくれてありがとう」と言っていて、もーほんとうに大好きです。