客が全裸で鑑賞させられる美術館に行くことになったクラスの話

学くんに恭介くんの死の責任をあそこまで苛烈に問えるのか実際かなり微妙なのも話の救われなさに寄与しており総じて作劇面に注意が配られた作品だと思いました。それもフィニッシュシーンを重点的につぎつぎと発射しています。マゾヒストとなって彼女の怒りを受け止めることが償いだと思っていたら、実はマゾヒストに堕ちること自体が償いだったというオチは因果応報の物語として綺麗で、より洗練されていると思います。

今回はエロシーンはなく、竿役のキモさを言語化する引き立て役です。甥の言葉数が少ないからこそ、最後にノラに好きだと言うシーンが良く見えたのだと思います。同級生/同僚が好きならば、ぜひおすすめしたい一冊です。セックスではなく、もはや交尾と言っていい程のドスケベファック。

クリエイターさんが今後も頑張って活動してくれます。酔っているとはいえ、「じゃ、一回だけする？」のセリフも良いです。次の行為ではスケスケの網ボディタイツを着てノリノリで息子とヤる。そしてヒロインがエロ可愛い。それらの描写やプレイが確実に股間に来るものになっています。

（一応そういうシーンもあります。シャワーを浴びる際に自然に乳首を責める描写があったのが特に好きです。大戦が終了し、軍が放置していた改造人間兵器（妊娠可能）を手に入れたショタ。えっちなシーンもたくさんあり、めちゃくちゃです。純粋で、国を救うこと、悪を討つことを考えていたヒロインが、快楽の前に屈服して悪堕ちを選び、悪堕ちコスチュームに身を包むのがたまらない作品でした。