聖騎士の淫情
海の記憶
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海の記憶ってどんな作品?
あすかは僕の憧れだった。
◇
「つかまえた」僕は屋上の隅に追いこまれていた。あすかは僕を囲いこむように、両手で左右の手すりを掴んでいる。ほとんど、抱きしめられる距離だった。あすかは背が高い。顔の位置は僕と変わらなかった。あすかとこれほど近づくのは初めてだった。汗とシャンプーの匂いが、薄く漂う。セーラー服の襟元で、首筋が白い。服の中まで眼が行きそうになり、慌てて視線を外す。あすかがじっと見ている。口元に、含むような微笑が浮かんでいた。全身が熱い。きっと、僕の気持ちは判ってしまっている。あすかはすべてを承知で、僕をおもちゃにしている。それで、よかった。あすかがすっと眼を閉じた。意味するところは、ひとつしかない。まさか、ともしかして、が入り乱れ、僕は動けなかった。決心をするにはあまりに短い時間で、あすかは眼を開いた。僕から離れ、いたずら少女のような笑顔を見せる。「本気にした?」
◇
彩は僕の欲望だった。
◇
僕は、良くないことを考えている。抱きしめるまでなら、彩は怒らないと思っている。熟れた果実の香りが、ほのかに匂う。彩を、抱きしめたい。一歩、彩に近づく。彩は動かない。二歩、三歩、四歩。胸と胸がふれあうほどに近づいても、彩は道を開けようとしなかった。両手を、彩の腰に回して引き寄せた。柔らかな太めの肉から、甘く濃い香りが立ち昇る。彩は抵抗しなかった。肩が、大きくゆっくりと上下していた。僕はまだ、後悔できなかった。もっと。彩の唇が、軽く開いていた。普段通りなのかもしれない。僕はそこへ引かれるように、ゆっくりと顔を近づけていく。彩は身じろぎもしなかった。唇が、唇にふれた。
◇
どこかで、壊れてしまった。あすかも、彩も、僕も。
◇
「あたしをぜんぶ見たの、信明が初めてだよ」羽根が落ちるように、あすかがふわりとマットから降りた。急いであすかに背を向け、指に力をこめて引き開ける。ふたつの鉄の戸板は、ひとつになって重い音をたてた。開かない。鍵がかけられている。「協力してもらったんだ。邪魔が入らないようにね」あすかの声が、近づいていた。僕は必死に、扉を揺する。雨のグラウンドに、人の気配はなかった。顔の両側から、白い腕がすうっと伸び、僕の肩を抱きすくめる。引き締まった身体の、わずかに柔らかな部分が、背中に押しつけられた。「抱いて……」
◇
私は冬の雨に、下着までずぶ濡れになって、うずくまっていた。ぱちゃりと、湿った砂を踏む音がした。あすかさんが立っていた。もちろん、裸ではない。黒いカーディガンに黒いストッキングを履き、全身黒づくめだった。顔だけが白い。「見てたでしょ」しいんと頭の中が、折れそうなほどに張りつめていく。答えることもできなかった。あすかさんは切れ長の眼を細め、最高の笑顔を浮かべた。「信明ね、あたしの中に三回も出したんだよ」耳の奥で、ばきっと音がした。それはきっと、心が折れた音だった。「好かん!」私は叫んでいた。あすかさんから逃げようと立とうとするが、頭がくらみ、脚が冷たさで痺れ、壁にもたれてしまう。「好かん!好かん!」両耳を押さえ、頭を振った。突然、氷のように冷たい手が額に当てられ、顔を上げられる。あすかさんの顔が間近にあった。「教えてあげる」あすかさんの唇が、口をふさいだ。驚く間もなく、腐った海老のような生臭い唾液が、流しこまれてくる。あまりの臭いに、ぎゅっと眼を閉じた。ようやく離れてくれたとき、私との間にできた唾液の糸は、妙に粘り気があった。「これ、信明の味だよ」
◇
辛い。こんなに痛い心なんか、灰にしてしまいたい。
◇
「身体を、前に倒しなさい」スカートからようやく顔を出した山木先生は、口の周りをよだれまみれにして、命令した。私は机に上半身を預けた。眼の前の窓から、寂しい裏庭が見える。スカートをまくり上げられた。山木先生の舌が這ったところが、すうすうと冷える。尻肉を左右に開かれ、肛門が引きつれる。そこに、熱い蛭がすべりこんできた。ほじくるように、執拗にうねる。山木先生が、どうしてここまでこだわるのは判らなかった。裏庭には御船君と亀島君、そして信明君がいた。御船君が薄く笑って、信明君に話しかける。亀島君が泣き崩れた。信明君が、御船君の胸倉をつかんだ。御船君が、何を信明君に告げたのか、判る。真っ白になるほど、頭が痺れる。私は取り返しのつかないことをした。信明君に知られたことに、まだこれほど傷つく余地があった。御船君の頭突きで、信明君が倒れた。ひどい鼻血だった。信明君は泣いていた。胸がぎりぎりと痛い。信明君を泣かせたのは、私だ。乾いた雑巾を絞るように、涙が出そうになる。けれど、私には泣く資格もない。そのとき、山木先生が奥まで入ってきた。御船君のときより、痛くなかった。
◇
鉄パイプを握る手に力が入る。僕は、角を曲がった。奥に、部屋がある。扉が開け放たれ、男の背中が見える。男は、浅黒い脚を両腕に抱えている。抱えられた肉付きのよい両足が、虚空に力なく揺れている。男の腰が荒々しく動くたび、柏手のような音がする。それに合わせて、犬の呼気が漏れる。「出すぞ、彩」御船の声だった。走った。両手で鉄パイプをつかみ、振り上げ、御船の後頭部に叩きつけた。硬いものを砕いて、中にめり込む気味の悪い感触に、歓喜が突き抜けた。御船の身体が、左に傾き、そのまま倒れる。
◇
僕たちは、どこへ流れ果てるのだろう。
海の記憶の評価
海の記憶はこんな人におすすめ
- 妊娠/孕ませでヌキたい人
- 学校/学園に興味がある人
- 初体験を探している人
海の記憶の画像を紹介
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もっと見る海の記憶の感想とレビュー
セックスではなく、もはや交尾と言っていい程のドスケベファック。そして、キャラクターダイナミックも楽しめました。植物系モンスター娘のシーンでは、モウセンゴケやウツボカズラに模した触手に咥えられ、イきまくります。いじめっ子二人組に呼び出された女の子がアナルからゴキブリを入れられて蟲姦される作品です。
ストーリーがエロいです。イチモツのほうは逞しいモノを持っています。汗で濡れ光るボウボウの腋毛を見せつけてくるのがまずスケベ。エロシーンでは少し違います。彼女のちっぱいを揉みつつキスし、小ぶりな尻にイチモツを当てるシーンが個人的に好きです。どちらもシチュの違いからエロの描き方に差異はあるものの、躍動感ある肉体の絡みは共通であり、濃密さは健在である。
おっぱいによる執拗なおちんちん攻めにはとても満足できた。大きな舌の魔物にしゃぶられたり、スライム娘に尿道や精巣まで犯されて搾り取られたり、植物娘に食虫花で吸い付かれたりと様々なエッチな責めが主人公を襲う贅沢過ぎる内容。エロトラップダンジョン要素として、ゲーム的なレベルやHP/MPが表記されており、射精させられるたびに敵にレベルドレインされ、ステータスが下がって行き、デバフ耐性が失われてゆく。
絵もキレイで見易いのであっという間に読みおわってしまいました。そして、胸揉みながらキスをするのです。ストッキングをはいたヒロインの姿がひどくエロいでした。有名RPGの学校/学園エッチのパロディー。男性は成人向け作品を描いておりその作品のためにパパ活をした人です。
この作品の褐色/日焼けが主人公です。エロの傾向はフェラ、クンニ、中出し。初体験、ロリ、年上属性がたっぷりと詰まった作品。そして、身も心もお姉さんに包まれ、お姉さんの中を満たす非常にラブラブなハーレムでした。姉と弟がひたすらにいちゃらぶしていましたね。
バニー服を着たヒロインも可愛くて好きですね。ヒロインのごんと、完全に主従関係のようなのがあって、なすがままに抱かれたり、物凄くおねだりしたり、犬娘系では最も好きな作品です。そこで、主人公は自分の性癖を認識し、ママに新たな暗示をかけます。格闘技を例にとると、相手をすぐにKOさせず、わざわざ最終ラウンドまで遊びながら体と心を根こそぎにする一番執拗で徹底した方法でヒロインを苦しめてあげたいです。
クール気取りな感じが好きな方だとハマるかもしれません。プレイの傾向はお風呂を利用したものからあまり関係のないものまであり、多くのニーズに対応できると思います。気に入ったシーンは、ラストの方にある絶頂してしまったところです。今回は焦らし系でした。