やさしい○○シリーズ。君はお家に帰れません?魔王様編

ヒロインが「出逢う者すべてをマゾに変える魔性の女」という役割をこえて相応の動機を持って恨みをぶつけてくる。 唐突に同行する事になったTVスタッフから必殺寝取人の臭いを感じて戦々恐々とする感覚を自覚しました。

爆乳感とグラマー感が漫画でいながらリアルな味も醸し出していて実際に対峙している様な錯覚に陥るデッサン力のある絵です。 「沢山の人の前で肌を晒してしまい、女の子が恥ずかしがる」という展開をコミックス丸々1巻続けた事で界隈では知名度の高かったこの作品、それ以降は音沙汰がなく、まさか新作が出ているとは思わなかった。 買い続けます。

ちょっと最初ストーリーが把握しづらいのと、マンガのセリフ読む順番が少し分かりづらいのが珠に傷です。 掲載誌の休刊により前編のみの発表になっていた作品の実に1年9ヶ月越しの完結編です。 おっぱいによる執拗なおちんちん攻めにはとても満足できた。

ブルー以外のメンバーの顛末、女幹部さん達それぞれのバトル（+誘惑？）シーンなど、続編やスピンオフを無限に妄想してしまいました……実現を楽しみにしています。 しましまぐらむの作品には他の作者さんにはない独特のいやらしさがあります。 このように、凶暴なレイプとマニアックさが渾然となったエネルギッシュな作品となっている。 しましまぐらむの魅力はエロいのはもちろんです。

あるいは意図的にその可能性を匂わせ、寝取られそうな危機感とスリルを煽っているのかもしれません。 本作の見どころは、これでもかというぐらいの情熱的なセックスシーンだと思います。