吸血娘穴吸(Mac版)

はじめから奴隷という設定、奴隷であることに何一つネガティブになっていない主人公をはじめ登場人物、当たり前のように現れるぶっ飛んだイベント、複雑なストーリー分岐もなくエンディングまで短時間で楽しめました。その他にも、湖にいる人間とのいちゃらぶもあったりするのでそんなのが好きな人にもおすすめです。エロに関してはヒロインごとの差別化が少ないし、そもそも攻略自体も一本道なのでフィールド探索や要素の意味がなくなっている。シーン閲覧やテキストパートではない部分のスキップができないなど、不便なところがいくつかあります。

回復手段があれば一段上の敵を相手にしても勝てますから、面倒ならそちらを相手にして一気に稼ぐなんてこともできますしね。敵出現数は申し分ないので、敵の動きパターンを もう少し増やせないか。物語や空気感に入れるかどうかで好みや評価がすごく分かれる内容になってしまいます。ゲームを全くプレイしたことがない人や苦手な人には、難しく感じるかもしれません。やや未完成気味な作品ではあるが前作同様細かなネタや展開には手抜きはありません。

逃げ場を無くしじわじわと追い詰めていく速度。ただし、ゲームの出来は正直挙動が安定しておらず、バグ（刀を強化する際資金が必ず2000しか減らない等）も多いので、難易度を優しいにしてエンディングを迎えることをおすすめする。ただ少しバグがあるので体験版で動作確認することをおすすめします。カス子ということで期待値は低かったものの、小さな変化がわかりやすかったり、アニメーション、脳内補完のしやすさとプラスに働く要素もあり、何より作者さんの表現の豊富さにとても満足させられました。

とにかく色んな素材で主人公がめちゃくちゃにされていくのですが、主人公が精神的に強めの子だったので、罪悪感などは感じずに楽しむことができました。ゲームとしての難度もそれほど高くないモードと高難易度が用意されていてゲームとしても楽しめます。