ハラショー娘とパイズリエッチ

1冊お勧めを挙げるとしたら、間違いなくこの本ですね。どんなに時間がかかっても構いませんので続編お待ちしております。マゾヒストとなって彼女の怒りを受け止めることが償いだと思っていたら、実はマゾヒストに堕ちること自体が償いだったというオチは因果応報の物語として綺麗で、より洗練されていると思います。

破滅の未来を回避するために主人公が過去に送り込まれたけど目的地の地図も衣服も失って全裸になってしまうという導入から始まるお話です。仲間に対する競争意識とか刺激され、自ら進んで淫らな行為にのめり込んでいく姿が、こう、ある種のカタルシスを感じさせて良い感じでした。

一方で、ニコニコと笑い美辞麗句を並べていたとしても恐い場合はあります。本体価格も安く、SEXのシーンもシンプルながらに描写も良かったため、今回、お試しとしての購入をしましたが、十分満足できる内容でした。邪悪な策略と暴力を前に、あえなく屈し、性奴へと堕ちて行く。

お相手はご老人の皆様なので本番はありません。何か物足りない。彼女の方にも変化がみられて……。若い頃にお世話になったけど歳を取って忘れてしまったおじさん達にまたヌギスタ学園を思い出してほしいです。羞恥は強烈です。洗脳虫によるいわば物理的悪堕ちに対して体液による発情効果があるとはいえ快楽に屈し、奴隷の誓いを立ててある意味本人の意志で悪堕ちするというパターン。