猫の館:2

お仕事失敗したシリーズものの末路はシリーズ！恋人同士が互いに欲情し、相手へ惚れ合って体の相性も抜群。部屋の中で「嫌だ嫌だ」と苦しむ友人を見つけた主人公。「咥えて離さない！」知り合いに知られたらさすがに気まずいなと思いながら毎回買っています。

「念願の押し入れで初エッチ！」を成功させるべくウキウキしながらも頑張るいじらしさがかわいいです！あんだけされて男の矜持を保つお義兄さん、すごいね！悲鳴に近い喘ぎも多いです。そういう男の子を魅力的に描かれる作家さんだと思うので。毎回大変そうだなぁと要らぬ心配をしてしまいました……

押し入れというシチュエーションもちゃんと生かされていました（笑）別の保育士や息子がいる部屋の隣でセックスしているところで、隣の部屋から息子が「ねーパパぁ、まだおうち帰らないの？！」の箇所はスリル満点。甘々が好きな方にはオススメです。やはり男性が担当しているBLだけあって、容赦なく追求してます。

パーフェクトなゆりオブゆりセリフをオールウェイズ出してくれる……！「愛で溢れない！」がモットーの作者さんらしい終わり方でした。鬼ヶ島に行くまで報われない合体をしていた主人公にとって、可愛いよ、好きだよ、キスしたい、と言ってくれる鬼にどれほど恋心を持ってかれたのか。

でもやるせないですよね。（ちゃんとゴム使用）「声を殺して快感をこらえる」拘束はほぼなし、おもちゃは程々、フェス会場のいたるところでいたしてます。