TRIANGLE

「愛で溢れない！」がモットーの作者さんらしい終わり方でした。この作品だけでも十分楽しめます。臨場感溢れる作品ですごい技術だと思いました。内容としましては今回は多少地の文がありますが、ほとんど台詞で流れていきますね。甘く蕩けたカレもまた可愛くて色っぽかったです。

今まだモヤモヤしているのが、「サディストの変態」と称される人物にしては随分と生優しい楽しみ方だなーと。途中の電話シーン、マジかーいと思いました。代わりに催眠状態の松田からの「他の男と話してないで 俺の相手もしてくれよ！」なんて言葉にもちょっとときめいちゃうチョロ可愛い先輩を見られたが。お酒が入って主人公に甘える先輩の愛らしさ。特に歯磨きプレイにゃんにゃんはマニアックさもありつつも、ママみが凄くて聴いていてこちらまで癒されてま、ママ～～～～！

天才型の主人公の苦しみの描写は皆無なのですが（いやあるのはあるんですが、外部からの嫌がらせに対して苦しむのと自分の才能や内側に関して苦しむのじゃやはり違う）そこで服を脱ぎ出した生徒に先生は驚いて止めようとしますが、それが仇になってしまいます。森での行為は美しい肉体美と神秘さが漂っていて美しいエロスという感じがします。気持ちを知ってからは、襲われるだけじゃない攻めも見どころ襲い受け、強引な受け、ラブあまが好きな方にオススメです

そこは先輩、流されないで偉かった、よ……涙いや、流されていても、それはそれで乱交らしくて乱交の醍醐味だし、好きだよ、先輩のこと。視点は主人公なんだけど、読者は彼氏（襲う側）視点になってしまう不思議（笑！）これね……合わないと聴いていて冷めてしまうことがあるのですが……CLUB-Yさんは全くそんなことないんですよ。シチュエーションが最近のツボにどストライクでした！喜ばせてやってるんだから、罪悪感皆無の凌辱モノです。

根底にはお互いへの愛情がちゃんとあるので読む側としては安心して二人のEROSの暴走を存分に楽しめると思います。