No.1を決めましょう

「ああそうそう。こういう文章でこういう判定をしてください～的なのが書いてあった」と、少し懐かしい気分に。まずヒロインが男勝りな性格で実際にもめっちゃ強く、それを作品内で丁寧に表現してくれています。その光輝は我々がすでに楽しんでいるダイヤモンドと比べるべくはありませんが、所々から漏れる色は魅力的で、可能性をも感じるでしょう。

この仕組みをそれほど煩わしく思うこともない。ワンクリックで終了ととてもあっさりしてモノでした。運に強く左右されるシステムではあるもののハッピールートは後日談等もなくさらっと終わってしまう。結構まじめにやると時間がかかるし敵も強いし、スニーキングは敵の間隙をぬうのが次第に大変になってきます。

Hシーン・戦闘スキップ機能だったり、ストーリーの前後半でイベント探索と戦闘を分けていたりと、エロ部分と着衣がかなりきっぱり分けられるのもありがたい。CG集がかなり豊富で想像していたよりも、遥かに多くの時間プレイして遊ぶことができました。勇者は一日中搾られて哀れ淫魔の精奴隷となり果ててしまうのか、はたまたこの迷宮から逃れられるのか、それはまさしくプレイヤー次第。

また、前作の反省点？ なのか本作はバッドエンドを踏んだ場合でもリスタートが直前の状況からとなっており、ADVとしての導線も前作ほど煩雑ではないので、かなり遊びやすくなったという点が1プレイヤーとしては大変助かりました。ありがたい。特に、親しい人とするときの秘めやかな演技は最高でした。