松永家の某日2A

今回は過去シリーズ以上にセックスの回数多めです。でも、人によってエロいことの許容範囲に差がある……という内容をここまでエロく内容のバリエーションに活かしている素晴らしい作品です。マゾヒズムという性癖がスティグマとなって主人公にふりかかる容赦のない展開は別パターンと考えることができそうです。

一方で、ニコニコと笑い美辞麗句を並べていたとしても恐い場合はあります。いざ挿入されると途端に白目を剥いてアへってしまうところもナイスです。今作はカラーでクオリティもあってよかった。主人公のデザインもすごく好みでした。実質的には快楽を享受しご奉仕を頂けている良いご身分とも言えます。

また、エロさもさることながら作者の原作愛もよくみえます。この作品は二次創作のマンガ作品です。初エッチで即受精し、後半ではボテ腹エッチが楽しめます。笑顔で優しい言葉を投げかけ、来ただけで偉い偉いと褒めてくれます。抜き目的の方には少し物足りないかもしれませんが、ヒロインのイメージが崩れないようなちょうどいい仕上がりであり、とてもほんわかしながら読み進めていくことができました。

メインの2人の関係にとにかく惹かれました。夢々の昔の作品で「女装」が不幸の原因として描かれてしまっていたのがもやもやしていたので、うれしい。射精懇願からの射精禁止と非常に抜けるシーンが多く、テンポも◎です。そしてお風呂を貸している間はエッチなことができる。