とある魔術の淫書目録 #01

大人ペニスを堪能しながら同世代のセフレを見限るモノローグを呟くほのかの尻軽ぶりに劣情をそそられます。だから感情移入できた作品でした。彼女の方にも変化がみられて……。欲を言えばいきなり4人同時にではなく、個別の責めももっと見たかったですね……。

この作品、表紙で敬遠している人も多そうだが、良作です。表紙の雰囲気に惹かれたのであれば買って後悔はしないでしょう。また、ネタバレせずに誓いのシーンも最高です。腹の底が読めない不気味さに恐怖を覚えるのかもしれません。To be continuedというメッセージを通じて今後、[ミニ]とのエピソードがすごく楽しみです。

最後までまた彼女と通じ合えると信じながらも、二人のせい奴隷扱いで幕を閉じるなど、エンディングまでたっぷり詰まった寝取られものになっている。まさしくそういう妄想を補完してくれるプロローグ完全版とも言える作品です。肝心のエロについても、ババアが年甲斐もなく娘よりもエロい格好でフェラチオやパイズリをしたり、路地裏で汗と体液まき散らしながら盛り合ったりと濃厚な絡みを堪能出来ました。

絵の描き込みもさることながら、絵以外の余白を埋め尽くさんばかりに多く荒々しい擬音、行為中は会話らしい会話をせず行為に没頭していることを示す描写などなど……イラスト集という形式故か、ストーリー自体は一つにつながってはいる者の、じっくりと一つのプレイを描くという方式ではなく、アイデアを敷き詰めてみたという印象が強い。