アンチヒーローインタビュー

回想以外にもちょっとだけモブの出番もあって笑えました。でもやるせないですよね。コンセプトやシチュエーションにもまとまりがあり、長さもちょうど聴きやすいです。サイコパス人格が形成された経緯（ついでに何故主人公が快楽に弱いのか）まで、しっかりと書かれていて、最後まで読むと読後感が半端なくあります！

体格差がすごいので、受けの子が攻めの人にかこわれてるって感じです。家族の顔も覚えてなく、孤独にクレバーに生きてきた彼が、天使のようなと出会い、変化していく。普通型の主人公の辰巳の苦しみの描写がすごい……。散々あれやこれやといじられまくって……お尻に太くて立派なものを押し付けられてるのに「入れない」って……計算か？！

嫌がりながらの痴漢物が読みたい方はちょっと違うかなぁと思うかもしれません。内容的には題名通りといった感じです。｢検査ではたくさんの資料が必要になるから出せるだけ全部出すんだよ｣もう、このセリフからフラグが立っててワクワクでした！カレもアヘってるし、無理やりでもないので悲壮感はありません。

精神的に弱ってるとこに付け込んで食っちゃうようなやつなのに、ゴムつけてくれるだけで紳士に見えてしまったのなんでだろう……（笑）そんなこと体に悪いけど、それだけにしては体調崩しすぎ。リリースが待ちきれなくて、過去に発行された本を全て読み返していたのですが、Studio.好の描くモブはとても素敵だなと改めて実感しました。