忠勇義烈

視点は主人公なんだけど、読者は彼氏（襲う側）視点になってしまう不思議（笑！）天才型の主人公の苦しみの描写は皆無なのですが（いやあるのはあるんですが、外部からの嫌がらせに対して苦しむのと自分の才能や内側に関して苦しむのじゃやはり違う）家族の顔も覚えてなく、孤独にクレバーに生きてきた彼が、天使のようなと出会い、変化していく。

バレるバレないのハラハラ感が好きな方は好きだと思います。産卵プレイやらその他もろもろのどエロ。同い年ならではの関係性というか、お互い背伸びしていない恋人同士という感じでそこもよかったです。シナリオ的には相関が明かされ始めて、いよいよ面白くなってきそうです。

あっ、この場合のお薬はガチなのじゃ無く、ちゃんと先生から出るお薬です。最後もとにもどったもののこれからのあのひとたちのストーリーが気になります。その為ストーリー性はあまりない。受けはそれに対して呑気に｢はーい｣と、これから気持ちよすぎて失神するとも知らずに。

ハピエンではないですが、オチもまとまっていて、何よりエロのクオリティが高い。智也さんのイメージが変わりすぎていろんな作品を調べてみましたが、この方すごい。智也のファンなので、発売されてすぐ買いました！ガタイいい子の健気は刺さるわ……。私がSEで需要視しているもののひとつが射精音なのですが、この作品では浮くことなく、違和感なく入っています。